「世紀末探偵倶楽部」語彙を失ったけど布教したい

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みなさんこんにちは。ニシイです。

遠征も終わり、原稿から開放されたので、最近読んだめちゃくちゃ「良」すぎた
BL作品を見かけたので紹介したいと思います。

 

「世紀末探偵倶楽部」作・四谷シモーヌ

世紀末探偵倶楽部【電子書籍】[ 四谷シモーヌ ]

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このブログでもちょくちょく言ってるんですが、私ホームズシリーズじわじわハマってるんですね。
で、また同時に私は腐っている女なので、男同士のバディとかブロマンスものにめちゃくちゃ弱いんですよね。

そんなときにTwitterでこの作品が紹介されているのを見かけました。

曰く

「ワトホム(ワトスン×ホームズ ※)が好きなら見ろ」

 

※表記の意味が不明な方向けに説明すると、いわゆる「カップリング表記」のことです。
めっちゃざっくり言うと、2人が営むとき、どっちが上・下になるか ということ。

今回紹介する作品は男同士のホワーッな表現があり、ワトスンが上・ホームズが下になってます。

 

腐女子にかかれば世界で一番有名な探偵とその助手だってラブラブです。

実はホームズとワトスン、「最も映像化・テレビ化」されているキャラクターとしてギネスにも登録されているようで、ましてや紙面媒体となるともっと作品数多くなりますよね。

そりゃBL創作の1つや2つあるわ…。

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作品紹介

四谷シモーヌ先生により描かれた作品で、1994年に発刊。
20年以上前の作品なので、絵柄はずいぶん古いです。お耽美系に近いかな…。
刺さる人には超刺さる作風。枠外セルフツッコミ懐かしすぎて泣いてしまった。
BL作品となっていますが、ホームズ正典の要素をしっかりと引き継いでおり、
ミステリーものとしても普通に楽しめるものになっています。

登場人物・ストーリー

シャーロック・ホームズ

言わずとしれた世界一の名探偵主人公。受け。
事件をこよなく愛す小悪魔系探偵。そういうことに関しては経験少なさそう。かわいい。
まつげが長くてびっくりしてしまったよ私は。

事件を愛しているがワトスンくんのこともほんとにちゃんと好き。
とある話でとんでもねぇ告白をぶちまけるので見てください(懇願)

ジョン・H・ワトスン

主人公その2。攻め。
振り回されつつもホームズのことが好き。
けど肝心のホームズは事件に対してのみキラキラするのでそれがちょっとおもしろくない。

経験は豊富。だがキスが下手(ホームズ談)

よくやきもちを焼く。プンプン。私は彼が一番可愛いと思っている。

アルセーヌ・ルパン

フランスの大怪盗。とある事件でホームズに絡んでくる。たぶん攻め。
変装得意なナイスミドルだが、ほんとはホームズの息子くらいの歳らしい(作者談)
口ひげを触るくせがある。

ルパン絡みの事件でフランスに降り立ったホームズ曰く「こんな興奮はモリアーティを失って以来」そりゃワトスンくん嫉妬するわ…。

 

3つの小話から構成される本作。
時系列はバラバラですが、一つ一つの話でホームズとワトスンの絆を丁寧に描いているのですよ!!!

描かれていない所でも想像を掻き立てられるような言い回しも多くて大興奮してしまう。
と思えば事件のこともしっかり描いてるし謎解き要素もあるし、すんごい作品ですよこれは…。シモーヌ先生…えっ天才…!?

前述しましたが、ホームズ→ワトスンへの究極の告白はマジ必見だから。
久しぶりにBL読んで感情的な部分がブッワーーーーーーーーなったから………。やはりシモーヌ先生は天才か?

 

は…尊…とうt……良い………………………。ハァ~~~~~!!!

胸がンギュ~~~~~~~ってなる。エモここに極まれり。

 

Hシーンもがっつりしっかり描かれてるんですけどホームズがちょ~~~~~~可愛いんですよねまたこれが……。ウブちゃん…。

普段振り回されっぱなしのワトスンくんだけど、経験豊富なので(だがキスが下手)(やめてさしあげて)最中はホームズのことを翻弄しちゃうしちょっとオッサン入ってる所も良すぎるし5兆ポイントあげるね。

確か3番目のお話が二人の馴れ初めだったはず…。一番最後のページのやりとりが可愛すぎてぶっ倒れてしまったのでおすすめシーンの一つです。

マジでうまいこと正典の内容と二人の関係の経緯を繋げて描いてるのでシモーヌ先生天才………何度でも言っちゃうね。シモーヌ先生は天才。本当にありがとうございます(拝む絵文字)

おわりに

ぶっちゃけこの二人関連のBL商業作品もっともっとあると思うんですよね。世界は広いので。

これも読んで~~~~!!!っていうのがあればコメントとかくれると嬉しいです(ヽ´ω`)

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